大阪厚生年金会館で大人計画の「まとまったお金の唄」を観る。事前に、「一人の“命”のことを“まとまったお金”って言い切っちゃえるせつなさを書きたかった」というフリーペーパーのインタビューを読んで行った。
終盤でセクシュアリティを軸にいくつかの要素が割とわかりやすくまとまっていく部分にはおお〜と思ったのだけど、何か物足りない…。大人計画の舞台についてはごく最近のものしか知らないのだけど、「熊沢パンキース03」や「イケニエの人」を観た時の衝撃やもやもやしながらの高揚感が今回は私にとっては少なくて、何でだろう…と考えこんでいる。
小ネタやギャグの中身やテンポはいつもとことん面白いので(序盤の「イエス様〜」のくだりからしてほとんど感動寸前なまでに笑いました)、もっと全体から見た時の「笑い」っていうのがどうなのかに注目してしまう。偉そうにも。
でも、こういう残酷さのある混沌とした家族の物語を、最終的にはホームドラマという枠組みの中でまとめられるというのは流石だなあ…とあとで思った。一応ハッピーエンド?と乱暴に言い切ってしまえば言えるような感じの終幕だったので。
言えば言うほど自分でもわけがわからなくなってきた。うーん…。
終盤でセクシュアリティを軸にいくつかの要素が割とわかりやすくまとまっていく部分にはおお〜と思ったのだけど、何か物足りない…。大人計画の舞台についてはごく最近のものしか知らないのだけど、「熊沢パンキース03」や「イケニエの人」を観た時の衝撃やもやもやしながらの高揚感が今回は私にとっては少なくて、何でだろう…と考えこんでいる。
小ネタやギャグの中身やテンポはいつもとことん面白いので(序盤の「イエス様〜」のくだりからしてほとんど感動寸前なまでに笑いました)、もっと全体から見た時の「笑い」っていうのがどうなのかに注目してしまう。偉そうにも。
でも、こういう残酷さのある混沌とした家族の物語を、最終的にはホームドラマという枠組みの中でまとめられるというのは流石だなあ…とあとで思った。一応ハッピーエンド?と乱暴に言い切ってしまえば言えるような感じの終幕だったので。
言えば言うほど自分でもわけがわからなくなってきた。うーん…。
28日、シアタードラマシティーでアガペーストア『しかたがない穴』観劇。
とある島(?)に調査のために集まった人間が、その個人個人の目的や役割を果たせないまま少しづつおかしな方向に向かっていく…といった感じの内容。施設の案内人だという青年に持ち物を取り上げられ、同じ服と同じ構造の部屋で全員が過ごす事を強いられる。
白い服や施設の案内人や木の実が何の象徴であるのかという解釈ばかり考えてしまった。観た後も「あれは何だ?」というのが離れず。観終わった後もやもやするものは好きです。
人は自分が自分である事を何によって他者に証明するのか、また何によってそれを自分自身に確認しているのかという題材が織り込まれている。そしてそれに固執しすぎる事がどういう結果を生み得るのか、とか。
ホラーというとどうしても狂気云々の方向にいくのだろうかと、ちょっと物足りなく思わないでもない。描き方次第では嫌いではないんだけど。
ただあのパズルめいた謎解きは面白かった。頭悪いんで、途中までは解説によって理解したんだけど、最後の所だけはどう壁が動いて部屋がどういう位置関係に変化したのかが頭の中に描ききれなかった。空間把握能力のない人にはきつい舞台かもしれない。地理には強いと自信あったのに…。
スピーカーに近い場所で観たので若干辛かった。
松永さんはかなり好きな女優さんです。BIGGEST BIZでも思い切った演技を見せてくれるはずと期待。いつあるのかはまだ知らないですが。
29日、baseよしもとで麒麟単独。
何とかチケットを譲ってもらえる事になったはいいが、5時台には行きますと言いながら6時を回ってしまう。物凄く申し訳ない事をしてしまった。慌てふためいて大阪駅からタクシーに乗るも、道が混んでいて(そんな事予想していたのに)ひどく時間がかかる。やきもきしながらも運転手と会話。電車乗れば良かった…1680円もとられるなんて。
「もう本当にすみません遅くなってしまって」
「こちらこそこんな後ろの席で…」
「いやいや観られればいいんで」
感じのいい方で良かった。本当にすみませんでした。初対面なのにこんないい加減なありさまで。信頼なくすぞ。相手の方が指定席券持っていたからいいものの。
base自体が小さいので10列目でも後ろの方に思えるのかもしれないけど、十分よく見える位置でした。ただ前がカップルで寄り添うような姿勢で見るため、そのせいで若干見づらくはあった。
一本目の漫才は結構良かった。といっても本ネタに入る前のアドリブ的部分が相当面白くて。田村さん最近腕が上がっている気がする。KBS京都で放送する可能性があるようで、この部分がカットされない事を祈る。
ネタ以外のVTRやコーナーが多い。カバディにはかなり笑った。川島さんは何故ああいう微妙な柄シャツばかり着るのだろう。
コーナーの一つに心理診断があり、エゴグラムをやっていた。あれやった事あるので田村さんのを一目見て笑ってしまう。いいなあ、FCが満点の24歳(笑)一方川島さんの分はグラフがほとんど地を這っていた。あまりのひどさに田村さんに「サイボーグ」と呼ばれる。その後の他の診断も含めて、対照的なコンビだなと。
ただこのコーナーが若干冗長だったので、少し削ってもう一本漫才を入れて欲しかった。あまりプラスアルファを求めてないからかなあ、私はネタをとにかく見たいタイプなもので。
コントに関しては眼鏡萌えオチきってない感じが。コントで芽が出ずに漫才に転向したとの事だけど、確かに他のコンビと比較した時に突出している感じはしない(と言ってつまらなくはないんだけど)。しかも漫才で締めくくるのかと思ったらあれで公演自体も終了というのが、あっけにとられたというか物足りないというか。
こじんまりせずにもっと思い切って欲しい。今後への期待を込めてこれで満足はしないでおきたいなーなんて思うけどどうなんでしょう。
乗り継いで京都まで帰るのに620円、財布の中身が640円。本当に一瞬顔面蒼白になったよ…日曜だからコンビニのATMも受け付けてくれなくて。予想外の出費を計算に入れずにうっかりしてたな。
烏丸行きの切符が買えた時には心底ほっとしたよ…。
にしても大阪で買い物をしようとすると絶対店員さんが寄ってくるのが嫌だ。フレンドリーじゃないと勤まらないのかもしれないが。二言目にはロックですねーとかこういうの好きそうとか何とかって、もういいっすよ。たまには落ち着いて買い物させて下さい…。
とある島(?)に調査のために集まった人間が、その個人個人の目的や役割を果たせないまま少しづつおかしな方向に向かっていく…といった感じの内容。施設の案内人だという青年に持ち物を取り上げられ、同じ服と同じ構造の部屋で全員が過ごす事を強いられる。
白い服や施設の案内人や木の実が何の象徴であるのかという解釈ばかり考えてしまった。観た後も「あれは何だ?」というのが離れず。観終わった後もやもやするものは好きです。
人は自分が自分である事を何によって他者に証明するのか、また何によってそれを自分自身に確認しているのかという題材が織り込まれている。そしてそれに固執しすぎる事がどういう結果を生み得るのか、とか。
ホラーというとどうしても狂気云々の方向にいくのだろうかと、ちょっと物足りなく思わないでもない。描き方次第では嫌いではないんだけど。
ただあのパズルめいた謎解きは面白かった。頭悪いんで、途中までは解説によって理解したんだけど、最後の所だけはどう壁が動いて部屋がどういう位置関係に変化したのかが頭の中に描ききれなかった。空間把握能力のない人にはきつい舞台かもしれない。地理には強いと自信あったのに…。
スピーカーに近い場所で観たので若干辛かった。
松永さんはかなり好きな女優さんです。BIGGEST BIZでも思い切った演技を見せてくれるはずと期待。いつあるのかはまだ知らないですが。
29日、baseよしもとで麒麟単独。
何とかチケットを譲ってもらえる事になったはいいが、5時台には行きますと言いながら6時を回ってしまう。物凄く申し訳ない事をしてしまった。慌てふためいて大阪駅からタクシーに乗るも、道が混んでいて(そんな事予想していたのに)ひどく時間がかかる。やきもきしながらも運転手と会話。電車乗れば良かった…1680円もとられるなんて。
「もう本当にすみません遅くなってしまって」
「こちらこそこんな後ろの席で…」
「いやいや観られればいいんで」
感じのいい方で良かった。本当にすみませんでした。初対面なのにこんないい加減なありさまで。信頼なくすぞ。相手の方が指定席券持っていたからいいものの。
base自体が小さいので10列目でも後ろの方に思えるのかもしれないけど、十分よく見える位置でした。ただ前がカップルで寄り添うような姿勢で見るため、そのせいで若干見づらくはあった。
一本目の漫才は結構良かった。といっても本ネタに入る前のアドリブ的部分が相当面白くて。田村さん最近腕が上がっている気がする。KBS京都で放送する可能性があるようで、この部分がカットされない事を祈る。
ネタ以外のVTRやコーナーが多い。カバディにはかなり笑った。川島さんは何故ああいう微妙な柄シャツばかり着るのだろう。
コーナーの一つに心理診断があり、エゴグラムをやっていた。あれやった事あるので田村さんのを一目見て笑ってしまう。いいなあ、FCが満点の24歳(笑)一方川島さんの分はグラフがほとんど地を這っていた。あまりのひどさに田村さんに「サイボーグ」と呼ばれる。その後の他の診断も含めて、対照的なコンビだなと。
ただこのコーナーが若干冗長だったので、少し削ってもう一本漫才を入れて欲しかった。あまりプラスアルファを求めてないからかなあ、私はネタをとにかく見たいタイプなもので。
コントに関しては
こじんまりせずにもっと思い切って欲しい。今後への期待を込めてこれで満足はしないでおきたいなーなんて思うけどどうなんでしょう。
乗り継いで京都まで帰るのに620円、財布の中身が640円。本当に一瞬顔面蒼白になったよ…日曜だからコンビニのATMも受け付けてくれなくて。予想外の出費を計算に入れずにうっかりしてたな。
烏丸行きの切符が買えた時には心底ほっとしたよ…。
にしても大阪で買い物をしようとすると絶対店員さんが寄ってくるのが嫌だ。フレンドリーじゃないと勤まらないのかもしれないが。二言目にはロックですねーとかこういうの好きそうとか何とかって、もういいっすよ。たまには落ち着いて買い物させて下さい…。
久々の近鉄小劇場へ行ってまいりました。で、感想ですが、
とにかくびっくりしました。
去年の『春子』で苦しいほど大爆笑したので、今回も単純にそういう方向なのかと思ってたら。いやあ〜なんかもう、観た後のこの何とも言えない異様な感じはなんだろうか。凄い。
いやもう、良かったです。でも普通に野球の話かと思ってて、実際蓋を開けたらこんなテーマでこういう方向に進むとは…それで驚きを引きずって、その勢いでアンケートもわけわかんない内容になってしまった。今になってちょっと後悔。まあいいや。
松尾さんを見ていると「ああ、私も頑張らんとな」という気持ちが芽生えるのは何なんでしょう。登場時から「やっぱりこの人は凄い!」と考える自分。あの人は何者なんだろう…。
後は田辺さんの微妙なノリがなかなか(笑)そんな予感はしていたので目が離せなかった。
今回はフライヤーが座席になかったので、アンケート渡すついでに「チラシは今回はないんですか?」と尋ねると、側の机の中をゴソゴソとやり、無言の微笑で一枚取り出し渡して下さった。
うわあどうも済みません!何だか恥ずかしい(汗)やっぱり公演観たらこれがないと個人的にはスッキリしないもんで。
ちらっと読むと、ん?
「音楽は向井秀徳さんだし」
や、やっぱりか!そんな気はしたよ。ずっと「これナンバーガール…に似てるけど…」と思ってたよ。予想当たってビックリ。
帰りの電車を待ってるとメールが。
う、そろそろ来るかと思ってたけど、こんな日に送ってくるか!間が悪いよ。もうさあ、今日くらい楽しい一日だったな〜って心配なく寝させてくれよ。頼むから!
相談してとか言うけどさあ、実際どうなん?いや、私も相談自体はしたいけどよ。したいことはしたいけど。
電車の中で芋ヅル式に考え込んでブルーに。もう!独りよがりの感傷なんかいらないね!
とにかくびっくりしました。
去年の『春子』で苦しいほど大爆笑したので、今回も単純にそういう方向なのかと思ってたら。いやあ〜なんかもう、観た後のこの何とも言えない異様な感じはなんだろうか。凄い。
いやもう、良かったです。でも普通に野球の話かと思ってて、実際蓋を開けたらこんなテーマでこういう方向に進むとは…それで驚きを引きずって、その勢いでアンケートもわけわかんない内容になってしまった。今になってちょっと後悔。まあいいや。
松尾さんを見ていると「ああ、私も頑張らんとな」という気持ちが芽生えるのは何なんでしょう。登場時から「やっぱりこの人は凄い!」と考える自分。あの人は何者なんだろう…。
後は田辺さんの微妙なノリがなかなか(笑)そんな予感はしていたので目が離せなかった。
今回はフライヤーが座席になかったので、アンケート渡すついでに「チラシは今回はないんですか?」と尋ねると、側の机の中をゴソゴソとやり、無言の微笑で一枚取り出し渡して下さった。
うわあどうも済みません!何だか恥ずかしい(汗)やっぱり公演観たらこれがないと個人的にはスッキリしないもんで。
ちらっと読むと、ん?
「音楽は向井秀徳さんだし」
や、やっぱりか!そんな気はしたよ。ずっと「これナンバーガール…に似てるけど…」と思ってたよ。予想当たってビックリ。
帰りの電車を待ってるとメールが。
う、そろそろ来るかと思ってたけど、こんな日に送ってくるか!間が悪いよ。もうさあ、今日くらい楽しい一日だったな〜って心配なく寝させてくれよ。頼むから!
相談してとか言うけどさあ、実際どうなん?いや、私も相談自体はしたいけどよ。したいことはしたいけど。
電車の中で芋ヅル式に考え込んでブルーに。もう!独りよがりの感傷なんかいらないね!