ISBN:4088653521 コミック 羽海野チカ 集英社 2006/07/14 ¥420

自分のキャラと随分かけ離れた漫画を買っているなあとつくづく思う。

最後のページのあの場面は救いを表しているのだと思うけど、よく考えてみるとああいう「描く」という事が命と密接に繋がっているような切実さを抱える人の立場からすれば、その辺の気持ちはああいう形で十分フォローしきれているのだろうか、と何だか気にかかった。ああいう風にされたらアンビバレントな複雑な気持ちに陥ってしまいそう。
人によって「救いたい」という気持ちの伝え方は色々で、また受け取る方にもそれは言えるだろうし、両者がシンクロすればとても幸せなことだけど。「救い」って何なんだろうなと妙に考えこんでしまった。

それにしても最初の頃と同じ漫画とは思えませんね。森田兄弟のエピソードに対しては、一貫して破天荒なだけのキャラクターもあってほしかったなあという感じだけど、それだと全体から浮いてしまって良くないのか。山田さんが巻を追うごとに幼い顔になっていくのが気になる。

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繭

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