『冬の日』を見てきた。
2004年2月4日 映画
http://www.fuyunohi.com/
前にも貼ったのでしつこくて恐縮ですが公式サイト。松尾芭蕉『冬の日』の連句をアニメーションでやるという試み。しかしこうして公式をチェックしている割に各句の意味を全く頭に入れてなかった事に遅まきながら後悔する。ちゃんと勉強しておけばもっと楽しめたはずなのに。それを考えるのに必死で、各作家がどういう解釈で臨んだのかを読み取るのに頭が回りきらなかった。
で感想としてはアマゾンのカスタマーレビューの人の言っている事が何となくわかるというか。不勉強な私に言われても腹が立つ以外の何物でもないとは思うけど、知識なしで見ても中には「そのまんまじゃん!」と言いたくなるような、俳句の言葉をそのまま映像に置き換えただけというような作品もあって、折角のアニメーションという手法を活かしきれていない勿体無さを感じてしまった。
でも基本的には粘土やガラス板、人形、手描き風、墨絵風など多様な表現が楽しめて良かったです。凄く綺麗だったり大胆だったりとどれもその人なりの方法や解釈が短い時間の中で発揮されています。
個人的にはユーモラスさを含ませたものが心に残りました。その点で高畑勲さんの映像が良かったかな。各作家の方についても本当に恐ろしく無知なわけですが、川本喜八郎さんのは確かに良かったですねえ…画面がぐっと豊かになるというか、奥深さを感じた。上手い表現ができませんが。
あとは何が何でも日本風に!というよりも、各国の文化のフィルターを通した解釈がされているものも面白かったです。と言いながらあの影絵のって絶対日本人作だと思ったのでこの後驚いたわけですが。
本編の後に解説やインタビューがあって、制作風景も覗けました…が、もしかしたら本編より長いんじゃないかというくらいで。あれに退屈した人もいそうだなあ(私も実は見終わった後ちょっとしんどかったです)。映像作家や芭蕉に思い入れがなく、単に面白い映像を見て刺激を得ようとした人なんかだと(というかそれ自分)。漠然と楽しむというよりは勉強した感じが残りましたよ。そのせいか文化庁という文字も気になったし。
ただ連句の序破急の流れをアニメーションを作る上でもちゃんと意識して取り組んだ方の話だとか、なるほどーと思う部分も多かったですし、解説ありはやっぱり助かった。製作過程には「そうやって撮ってたんだ!」などとも驚いたし。凄いなあ…。
で、「けふは妹の眉描きに行き」の妹ってそのままsisterの意味で取るんですね。おぼろげな記憶で「違う」と思い込んでいたので…。それはもっと前の時代の話か。
ちょっと根詰めて見すぎたかも。何でこれがこうなるんだろう?とか。本当に映像は素晴らしいので純粋に楽しもうという見方をしても良いと思います。
しかしあの距離なら電車使って行けばいいのに。だから足に変な筋肉つくんだ…しかもああして寒い中をうろうろするから風邪っぽくなるんじゃないか自分。
ショックだった事。東一条の会館(ここと提携しているのかな確か)で12月から1月にかけて寺山修司を上映していたとか…うわーそっちの会館まではチェックしてなかった…。ビデオ買うと結構するんだよ…。
ともかくあと一つはまだ見られるそうだし、今月にこっちの映画館でも二つやってくれるそうなのでそれは逃さないようにします。とほほ。
ポスター展示するんだ…販売しないかなあと期待してみる。
駄目なら写メール撮っていいかなあ…結局あまり出番のない写メールを。何らかの形で残しておきたいんだよなあ。
前にも貼ったのでしつこくて恐縮ですが公式サイト。松尾芭蕉『冬の日』の連句をアニメーションでやるという試み。しかしこうして公式をチェックしている割に各句の意味を全く頭に入れてなかった事に遅まきながら後悔する。ちゃんと勉強しておけばもっと楽しめたはずなのに。それを考えるのに必死で、各作家がどういう解釈で臨んだのかを読み取るのに頭が回りきらなかった。
で感想としてはアマゾンのカスタマーレビューの人の言っている事が何となくわかるというか。不勉強な私に言われても腹が立つ以外の何物でもないとは思うけど、知識なしで見ても中には「そのまんまじゃん!」と言いたくなるような、俳句の言葉をそのまま映像に置き換えただけというような作品もあって、折角のアニメーションという手法を活かしきれていない勿体無さを感じてしまった。
でも基本的には粘土やガラス板、人形、手描き風、墨絵風など多様な表現が楽しめて良かったです。凄く綺麗だったり大胆だったりとどれもその人なりの方法や解釈が短い時間の中で発揮されています。
個人的にはユーモラスさを含ませたものが心に残りました。その点で高畑勲さんの映像が良かったかな。各作家の方についても本当に恐ろしく無知なわけですが、川本喜八郎さんのは確かに良かったですねえ…画面がぐっと豊かになるというか、奥深さを感じた。上手い表現ができませんが。
あとは何が何でも日本風に!というよりも、各国の文化のフィルターを通した解釈がされているものも面白かったです。と言いながらあの影絵のって絶対日本人作だと思ったのでこの後驚いたわけですが。
本編の後に解説やインタビューがあって、制作風景も覗けました…が、もしかしたら本編より長いんじゃないかというくらいで。あれに退屈した人もいそうだなあ(私も実は見終わった後ちょっとしんどかったです)。映像作家や芭蕉に思い入れがなく、単に面白い映像を見て刺激を得ようとした人なんかだと(というかそれ自分)。漠然と楽しむというよりは勉強した感じが残りましたよ。そのせいか文化庁という文字も気になったし。
ただ連句の序破急の流れをアニメーションを作る上でもちゃんと意識して取り組んだ方の話だとか、なるほどーと思う部分も多かったですし、解説ありはやっぱり助かった。製作過程には「そうやって撮ってたんだ!」などとも驚いたし。凄いなあ…。
で、「けふは妹の眉描きに行き」の妹ってそのままsisterの意味で取るんですね。おぼろげな記憶で「違う」と思い込んでいたので…。それはもっと前の時代の話か。
ちょっと根詰めて見すぎたかも。何でこれがこうなるんだろう?とか。本当に映像は素晴らしいので純粋に楽しもうという見方をしても良いと思います。
しかしあの距離なら電車使って行けばいいのに。だから足に変な筋肉つくんだ…しかもああして寒い中をうろうろするから風邪っぽくなるんじゃないか自分。
ショックだった事。東一条の会館(ここと提携しているのかな確か)で12月から1月にかけて寺山修司を上映していたとか…うわーそっちの会館まではチェックしてなかった…。ビデオ買うと結構するんだよ…。
ともかくあと一つはまだ見られるそうだし、今月にこっちの映画館でも二つやってくれるそうなのでそれは逃さないようにします。とほほ。
ポスター展示するんだ…販売しないかなあと期待してみる。
駄目なら写メール撮っていいかなあ…結局あまり出番のない写メールを。何らかの形で残しておきたいんだよなあ。
コメント