色々あるな

2003年8月16日
ジュンパ・ラヒリ『停電の夜に』読む。「三度目で最後の大陸」もいいけどやっぱり表題作かなあ。最後の5ページくらいが特に良い。映画みたい。さりげなく鮮やか。
開高健『夏の闇』途中。ずっと読んでいると何故か集中力が途切れてくるので、市の図書館に行って小川洋子を借りてくる。

父方の祖母の家の墓参りが昨日あった。あったけど、今年は行かなくてもどっちでも良さそうと言われ、「じゃあ行かない」と私。どうなんですかそれって自分。
母方の祖父の家にはちゃんと行きました。可愛い親戚の子(ワガママ盛りの5歳の女の子)にも会ってきました。でも祖母の家は居心地が悪い。父の兄弟とその家族が集まるわけだが、ここの家系は高学歴揃いのエリート志向で(うちの父はそうでもない、寧ろうちは母が)、何十歳も年上の人達の事をこんな風に言うのも申し訳ないが、物凄く偏狭な世界の中で生きている感じがする。家それ自体が一つの生き物に見えるような。
長男の奥さん(変な書き方ですが、おばさんに当たる人ですね)をうちの母は嫌悪しているようで。まあこの人もまた自分のやり方をどうしても通したいタイプの人で、私も苦手なわけですが。ここに生まれたら私の人生台無しだと思うほど。もう30過ぎで立派な大人であるこの人の娘も自分を通す事を諦めているらしい。
ただこの人は痴呆の祖母の面倒を一人で引き受けている。介護に関してはうちはノータッチだ。その点について「頑張ってるのを認めて欲しい」とか延々愚痴られたらしく、それについて母は気分を害していた。

「苦手」と言いつつこうしてフォローのような事を考えるのは矛盾かもしれないが、いくら愚痴ろうが介護を引き受けているのはそのおばさんなのであって、例えその人の性格が気に食わなかろうが、何もしないで済んでいるウチが感謝の気持ちも見せずに愚痴とその人の人間性にばかり文句を言うのはいい態度なのだろうか。大体私はあなたが誰かを誉めているのを聞いた事がないが。

つらつら書きつつもテンションは低い。さして理由はない。エンタ見てから騒ぎ見て本読んで、その合間にふと私は何をやっているんだろうと感じてしまう。まあ、誰でも思う事なんだろうけど。
あと、最近よく眠くなる。よく寝ているはずなんだけど。それが深夜になるほど頭がすっきりしてくるのが不思議だ。人間として間違っている気もする。

家マークの所にメッセージが来ていて、それがまた(気軽に書いたものかもしれないけど)申し訳なさに自爆したくなるようなもので(笑)なんて謙遜ばかりしているのもあまり良くもないだろうと思ったりもし。いやいや、ありがとうございます。あんな文章でもお役に立てたのであれば嬉しい。
何について送って下さったのかが消えててわからなかったけど、投票一覧を見ると『坊っちゃん』の票が律儀にも増えていて(投票とメッセージは連動していないので自由)、これかなと思う。重ね重ねありがたい。
本好きな人なら面白いサイトだと思うので、良かったらあちこち見てみてください。色んな人が書いています。

某お笑いサイトに珍しく書きこみしつつ、夜はふける。

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繭

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