蒼い鳥

2007年9月10日 音楽
フジファブリック CD EMIミュージック・ジャパン 2007/01/10 ¥1,000

なんだか厳格でフューネラルな雰囲気の表題曲。ちょっとプログレ風味。
ほこりっぽい光のさす道で外と自分をつなぐなにかを掴みかねている誰かの姿が連想させられて、個人的にはかなり良かったんだけど…これまでのファンにとっては取っ掛かりの少ない曲であるように感じられました。

カップリングの「東京炎上」はフジらしさというか志村節全開。「時計を止めてPARTY NIGHT」というオープンなフレーズがいびつに放たれる異様な素敵さ。そういうところ好きです。

*****

と以前書いたものを引っ張り出してきたのは約三ヶ月遅れで「Surfer King」を今日聴いたからなんですが。フジの中ではどっちかというとシリアスな面持ちの楽曲が好みなんだけど、今回のは何だか「太陽の季節」だとかの時期の青春映画を連想させるギターの音色にはじまり、ファニーな間奏のキーボードからサビにぐっと開ける瞬間のすがすがしい快楽がとてもよい。
どう見ても文科系な志村氏の書く歌詞の変態っぽさがやっぱり好きなんだけど出だしから吹いた。それに歌詞に「フフフフフ…」まで載せなくていいのにwwwこれ普通のハミング部分でしょ?っていう。そういう妙な所も含めて、それが計算されたものか(無理にいびつに明るい自画像を選択しているのかなあとか)否かは知れないけど、何となく一目置いてしまう。なんかこれ語弊があるかもしれないけど、脳内宇宙に生きる童貞っぽさみたいなのが魅力だった気がするんだよね以前は。

…やっぱり「いいな」と思ったものについて書くの苦手だわ。今後その弱点を補完していかなければ。

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繭

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