26日付で出来事を書こうと思ったけれど何だかどうでもよく、それよりもこのぽっかりした気持をどこかに垂れ流しにしないと眠れなくて苦しいので日記ページをひらく。苦しい、などと表するのには臆してしまう。苦しいなどと、お前ごときが?そう、で、私ごときにもある幾らかのプライドが、幾らかの本音をあけっぴろげにするのを躊躇させる。本音、というのは、私は決して決して一人ではないのに、それでも通じ合う人達が安否を知りえない遠くに行ってしまったような、あてどなくさまよいたくなるような気持の中に気が付けば放り込まれている、その事だ。そしてさもしくも私はもはや更新されないページまで開いて過去の言葉をがつがつとあさっている。通じ合うとこちらで断言するのもおこがましく、もっと正直に言うなら通じ合いたい、という事なのだと思う。必要とされる人には自然と人が寄って来る。私のほうが勝手に焦がれているだけ、という事でもうどうしようもないのだけど。最近ずっとこういう状態がうすぼんやりと居座っていて、寂しいのなら寂しいとただ書けばいいものを、こんな風に弁解がましくあれこれと文字を連ねてしまう。よくない。と、ここまで書いてふと我に返る、私が置いていく側になった事も何度かあったはずではないか。私はいつも、無意識的な行いにせよ、自分のした事を忘れる。思いを馳せてみて何事か思っても、またその事自体を忘れる。

そういうわけで、数ヶ月ぶりに大学時代の友人に、もう完全に私のために、メールをしてみたら、「知らせようと思っていたところだけど、年内に入籍するかもしれない」との事だった、ひえー、びっくり。おめでとう、と祝ったあと、こうしてあちこちでそれぞれの時間は流れているんだなあ、とあっけにとられてまた少し寂しさが押し寄せた。

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繭

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