大阪厚生年金会館で大人計画の「まとまったお金の唄」を観る。事前に、「一人の“命”のことを“まとまったお金”って言い切っちゃえるせつなさを書きたかった」というフリーペーパーのインタビューを読んで行った。

終盤でセクシュアリティを軸にいくつかの要素が割とわかりやすくまとまっていく部分にはおお〜と思ったのだけど、何か物足りない…。大人計画の舞台についてはごく最近のものしか知らないのだけど、「熊沢パンキース03」や「イケニエの人」を観た時の衝撃やもやもやしながらの高揚感が今回は私にとっては少なくて、何でだろう…と考えこんでいる。
小ネタやギャグの中身やテンポはいつもとことん面白いので(序盤の「イエス様〜」のくだりからしてほとんど感動寸前なまでに笑いました)、もっと全体から見た時の「笑い」っていうのがどうなのかに注目してしまう。偉そうにも。
でも、こういう残酷さのある混沌とした家族の物語を、最終的にはホームドラマという枠組みの中でまとめられるというのは流石だなあ…とあとで思った。一応ハッピーエンド?と乱暴に言い切ってしまえば言えるような感じの終幕だったので。

言えば言うほど自分でもわけがわからなくなってきた。うーん…。

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繭

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