保険と年金に新たに加入するための手続きがややこしくて一日中奔走したり問い合わせたりする。管轄区域の関係で近所にある社会保険事務所を利用できず、計二時間弱ほど自転車に乗りっぱなしだったので、まさに文字通り奔走。

そもそも手続きの必要性と期限を正式に伝えられたのが昨日で、期限はもう今週末に迫っていた。いつもならなかなか重い腰をあげない無精者の私がすぐに行動を起こすくらい大事で切迫した用件で、何でこんなギリギリ?と思いながらも出かけたのだけど。まず区役所に行って驚いた。
手続きに前もって必要な諸々の申請を、職場がまだしていなかったことがわかったのだ。後で総務の人に電話すると、色んな事情があって今日の午後にしか取り掛かれなかったのだそうだが。年金手帳を提出し役所で調べてもらったところ私はかわらず勤務していることになっていたそうだ。さらに、必要な書類があることも初めて知らされた。
昨日、証明書などはいらないのかなと気には留めてみたもののその場で尋ねなかった自分の迂闊さを恥じながらも、そのほかにも厚生年金の任意継続は一応可能だが実質廃止に近く若い人には勧められないこと、健康保険の任意継続(以下任意)と国民健康保険(以下国保)とを選べるのは知っていたがすでに国保を申請できる期限はとうに過ぎていることなど、初耳な話が多くて戸惑う。奔走を続けるうちに振り回されている気持ちがして、そんなの聞いてない!と途方に暮れて叫びたくなり、すっかり疲弊して少し泣きそうにもなる。

総務の人の話では年金に関しては月曜日に出しても大丈夫そうではあったが、こういうものは確実に済ませるが吉、と思い明日の金曜日に手続きできるようにと職場に出向くことにする。
役所いわく私の国保の保険料は六月にならないと決まらないらしく、なのにそれよりも早く任意か国保かを決断せねばならない変な状況が出来している、と区役所に問い合わせてくれた総務の人は私に気遣ってかそんな理不尽や電話口での冷たい応対を非難する口ぶりであったけど、確かにお役所仕事的な態度や投げやりな扱い、複雑で味気ない仕組みや取り決めに嫌な思いはした。だけど役所にも職場にも懐疑的な目をつい向けてしまう今日の私には、それが少しだけカチンときてしまうのだった。

ともかく、実際に渦中に置かれることで人はいろんな物事を初めてしっかりと意識するのだなあということは身にしみて学んだ。しかしつくづく、役所ってめんどくさい。彼が就職するかもしれないので、あまり言っちゃいかんのだろうけど。

そういえば、一人だけ親身になって応対してくれた職員の人もいた。その人は車椅子に乗っていた。こんな風にこっちの気持ちになってくれるのは色々と苦労や苦悩があったからなのだろうかと、その人の性格と車椅子というキーワードとをつい安易に結びつけてしまったのは、これはこれである種の偏見なのか?と後で気がとがめた。

コメント

繭
2006年5月26日13:21

追記(26日)
国保については私が役所で尋ねると、源泉徴収の用紙を持っていけば保険料がいくらになるか試算できると言われて、なんだ昨日職場で聞いたと違うぞと拍子抜けしながら家に引き返して用紙を探し、再度区役所へ。雨が本降りになる前に全て完了できてよかった。
でももう一つ問題があって、職場から渡された保険証が実は使えなくなっているのを知らずに一回病院へ行っているわけで、それは職場側の手続きの遅れのためなので私には落ち度はないとのことだけど、色々とめんどくさそうな話し合いや手続きがまたもや必要になるみたいで。
私自身が明確には理解できていない話をこうやっていくら文字にしたところで、これを読まれた方にとってはそれ以上にわけがわからないと感じられるだろうと思う…。その上保険料は今の私には結構痛手だし。とほほ。
繭

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