春が来る

2006年3月23日
春が来る
そういえばもう春だったんだなあ、と最近ようやく思う。
先月頃までは、思い切って吉野まで桜を見に行くか、いや二条城のライトアップも綺麗だろう、と桜の事ばかり考えて浮かれる事もできていたのに。だから今年の春はなんだか平坦な気分でいられるなと、安堵感と少しの物足りなさとを覚えていた。だけど昨日あたりから気分がぐらつく。食欲が出ないばかりか久々に仕事の事考えてゲロ吐いたよ。今日の休憩時間も、買ったおにぎりを鞄にしまって牛乳だけ摂取する。まさに「摂取」。

ざわざわと暖かくなるのにつられて不安がわいてきて嫌だ。外を出歩く人がもはや寒そうに肩をすくめる様子もないのも、つまらない光景にしか見えなかったり。ご飯をどの程度食べる気になるかも気分が塞がずにすむかも不明だ。この季節特有の懸念事項なんて今では特別ないはずなのに、これまで感じてきた春の不安感を体が覚えているという事か。でも案外丈夫なのよね。いや、丈夫というよりはため息を小出しにしているから案外元気にやれてこれたのかもしれないが。

インスタントカメラで撮った去年の桜を載せてみる。四季のものを一緒に見る相手がいる事だけがせめてもの楽しみかもしれない。

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繭

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