ついに経験したよ

夜勤中の救急搬送を…。
「こちらは搬送の手段はお持ちでないという事なんですね」と救急隊員の一人に半笑いで言われた事とか、到着した病院の医師が常に半笑いで、「そんな事を今言ったところでどうなるんですか?」と質問したくなるような言葉でもって挑発的姿勢をとってきた事とか（あの余裕は一体）、そんな光景ばかり記憶に残っている。しかも何故か鼻歌歌ってるし。
医師はこの人→http://diarynote.jp/d/35880/20050418.htmlだったので、まさか二度会うとはね！と顔を見てはっとした。あの病院と提携している意味が不明だとは職員同士でよく言われている事である。全く異なった価値観の上に根ざしている人達を目の当たりにして、これが「他者」というものなのだな…と状況が落着いた頃に何故かそんな事が脳裏をかすめた。
看護婦は若干ましだったけど（冷たいものの）、尿道に管を通し終わったのを見て何故か出血しているのが目に留まる。それも「すすすいません！」という緊張感もなく、寧ろ「やっちゃいましたあ」的台詞が似合うような雰囲気だったので、あれ、こういうものなのだろうか…でも血出てるんだけど…と自分の疑問を「なかったこと」にしそうになる。よくわからない。ベッドに移されてからは、私もどこかで帰らないといけないのに放置状態で状況が全くわからず、少しの間付き添う。本人かなり不安がってるのに。

その後タクシーで帰りなさいとの指示を受けていたので乗ったはいいが、運転手に土地勘なくて逆に道尋ねられるやら、当直の人に渡された連絡用PHSが全く充電がなされていなかったりやら（念のため携帯持って行ってたから良かったけど）、色々あって困惑。施設に着いて「充電されてなかったですよ」と言うが「ああ…」の一言しか返ってこず。ああって。

寝て起きたらどうでも良くなってるかなと思ったが、そうでもなく（ちょっと落着いたけど）。とりあえず、あの人達よりは真面目に仕事しよう、と思った。今晩も夜勤。