一応宍道湖なんです
宍道湖に沈む夕陽が非常にきれいだとの謳い文句につられたのだけど、よくよく考えてみれば旅館のチェックアウトや帰りの特急等の時間上夕暮れ時に湖畔でゆったり過ごす事はできなさそうで、残念だけどまあいいかと思ってそのままになっていた。それが出雲からの特急の中でかろうじて見られたので、通り過ぎる風景に一生懸命シャッターボタンを押してみた。撮った瞬間は結構喜んでいたのだけど、後で見返すとこれではどこにでもあるような平凡な景色に見えなくもない…。もう一枚撮っていたけど、そちらも宍道湖ですという感じの出来ではなく。そちらの方が写真的な面白みは多少は上だと思うけど、湖の右端を通る時にぎりぎり撮れたもので、寧ろ湖に注ぐ川と町並みがメインになっててこれも平凡な写り。でもきれいはきれいだしそこまでシビアに評価しなくてもいいか…。それにしても私とっては「みずうみ」という響きは清潔で一方で何だか感傷を誘われてしまうものがある。何故だろう。

時々思い出したように停車する駅や景色のあまりの静かさと真っ暗さに心細くなり、日本海側には住めないかもと思った。自分の気性には合っている気もするけど、だからこそ土地柄や気候などがその気性を緩和するような場所で暮らしたい。帰りの列車の中では少しだけ眠り、夢うつつの中で見た大山は本当に富士山のようで凛と美しかった。

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繭

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