8月23日の日記

楽しく希望的にとらえようと思えばいくらかはこの日記のトーンも、リアルの私自身の顔色も多少は明るくなるのだろうけど、どうもマイナス方向へ考えて寝付けなくなったり、もっと悪いのが仕事に対して消極的で自分の内側へどんどん埋没していきそうな部分が少なからず自分にはある。
こんなんが常勤職員の一人として位置を占めていていいわけがない…と思う。だけど例えば、最重度の人の「生活」というものを考えよ、と言われると…みたいな。そういうのを自分につきつけて、自分の浅さや本気になれなさ、機械的に近いものを意識する。それに最近、ますます凄く悩まされるのだ。そういう中で共感性みたいなもの、温度のあるものを自身の中に見出せる瞬間にはどこかほっとするけど、それはあくまで私の一部でしかない、と思う。

秘密日記に書いたような勤務状況のために心身共にしっちゃかめっちゃかである、或いはそのしんどい状況に耐えている自分をどこかかばわれ得るものとして甘くとらえている所がある。（この後半部分みたいな余計な自己言及がよくないのか…）
来月は二連休でもとってまた実家に帰ってみようかと思ってたのだけど、サブマネさんとの勤務調整で叶わず。帰りの電車の中でそのサブマネさんと偶然乗り合わせてその事を少しだけ思い出す。来月の勤務の事を話され、私自身よりも派遣の人のシフトを聞いて内心ぎゃあああ（羨ましい!!!!）となるが、話しながら多少今後の展望に思いを馳せる。準夜勤ばっかりやらされたら正直職員は死んでしまいますって…

とりあえず来月から夜勤で、月に丸九日きっちり休めなくなる事を思って何だか追い詰められた気持になって、お互いの休みの重なる数日後にちょっと遠いけど鍾乳洞に行きたいと予定を強引にたてて、いいよと言ってもらう。昔行った秋芳洞がよかったので。交通費が高いのは私がいくらかはもつ。それでもいいから行こうよと、何だか全てを悪い方へ考えてしまうせいかやけにせっぱつまった心境になってしまった。何なのだろう。仕事に押しつぶされかかってプラスの力が出そうにないから、思い出を少しでも作って次の日につなぎたいのだ。

どうでもいいけど、最近腹が立つと犬神サーカス団が妙に聴きたくなって一人で意味不明のテンションの上がり方をしている。『異形の宴』というオムニバスCDが欲しいのだけど新品で買う気は起きないのだった。テープは昔ダビングしてもらったんだけど。それを聴きながら
「お、ちょっといい感じの曲」
「でしょー」
と犬神でしばらく盛り上がれるのもカップルの会話としてはどんなものか。