味がしないこの世界も 上手に食べてしまいたいなあ
2005年4月30日 読書
「結婚などせず自分の稼ぎは自分で得る」
「フリーターだけは絶対駄目だ」
が昔は二本柱である意味プライドだったけど、最近あっさり崩れつつある。そういえば「医者にかからない」というのもここまできて守りきれなかった。
もうフリーターでいいじゃんねえみたいな。どうせとっかえきくならそれでももういいよ。と。
どんどん舐めた方向に考えが転換していくのを自覚する。(医者は別だが)
つまり仕事がきつい、今すぐにでも辞めたいという。もらった薬も何だか効かない。職場の人に会うのが何だか怖い。私にできることって、何なんだ!?
三日でフェイドアウトした過去の新人達の後追いしちゃってもいいよね〜みたいな。
ただそんな勇気が自分にないのも知っている。熱治したし明日も早出。
終りというものはいつ来るんだろう。宇野浩二の『苦の世界』という小説は題名から容易に想像しがちなイメージと相違して、ヒステリーの妻やら金銭苦やら世渡り上手の友人やら困難は矢継ぎ早にやってくるけど、終りなくだらだら続く日々の中にもどこか悲喜劇じみたものがあり、悲壮感をさほど感じさせない物語で、読後には寧ろ生きるって憎みきれないもんなんじゃないのとさえ感じさせられたのだけど。
実際渦中に置かれてみればそんなわけないな。端からみてりゃそうだってだけ、重苦しさを与えないよう努めているだけなのだろうな。そんな薄い解釈しかとりあえずはできないが、宇野浩二は文体も良くて面白いと思う。
どれだけボロボロに擦り切れても死にたくても死にそうでも学校や職場に向かう人の事の味方をしたいなんて話をした。無駄に一人で饒舌だった。個人の生の充実よりも外面を保つ事を是とするのが我が家系のモットーだった事に逆らえずにきた。それが良い事だなんて微塵も思わないのだが、自分がそうしてきたという事が屈折した自負となり、その関係である種の人への見方を冷たくしてしまっている。それが嫉妬ややっかみから来るものだとも自覚しているが、感情だけはどうしようもない。まさかそんな選択や「中高時代の記憶が一切ない(修学旅行以外皆勤賞だったのに)」「抑圧されてきた」自分とかいうものに酔っているのではと、非常に危険性も感じている。露悪趣味だな、大人になりきれないな…馬鹿だなと。正気で言ってんのかしらこの子、という話。
直接的な言葉を吐くよりも、無言でいる方がよっぽど暴力だと言った事がある。
それなら洞穴に向かって喋る方がマシなんだよね。期待せずにすむから。
「フリーターだけは絶対駄目だ」
が昔は二本柱である意味プライドだったけど、最近あっさり崩れつつある。そういえば「医者にかからない」というのもここまできて守りきれなかった。
もうフリーターでいいじゃんねえみたいな。どうせとっかえきくならそれでももういいよ。と。
どんどん舐めた方向に考えが転換していくのを自覚する。(医者は別だが)
つまり仕事がきつい、今すぐにでも辞めたいという。もらった薬も何だか効かない。職場の人に会うのが何だか怖い。私にできることって、何なんだ!?
三日でフェイドアウトした過去の新人達の後追いしちゃってもいいよね〜みたいな。
ただそんな勇気が自分にないのも知っている。熱治したし明日も早出。
終りというものはいつ来るんだろう。宇野浩二の『苦の世界』という小説は題名から容易に想像しがちなイメージと相違して、ヒステリーの妻やら金銭苦やら世渡り上手の友人やら困難は矢継ぎ早にやってくるけど、終りなくだらだら続く日々の中にもどこか悲喜劇じみたものがあり、悲壮感をさほど感じさせない物語で、読後には寧ろ生きるって憎みきれないもんなんじゃないのとさえ感じさせられたのだけど。
実際渦中に置かれてみればそんなわけないな。端からみてりゃそうだってだけ、重苦しさを与えないよう努めているだけなのだろうな。そんな薄い解釈しかとりあえずはできないが、宇野浩二は文体も良くて面白いと思う。
どれだけボロボロに擦り切れても死にたくても死にそうでも学校や職場に向かう人の事の味方をしたいなんて話をした。無駄に一人で饒舌だった。個人の生の充実よりも外面を保つ事を是とするのが我が家系のモットーだった事に逆らえずにきた。それが良い事だなんて微塵も思わないのだが、自分がそうしてきたという事が屈折した自負となり、その関係である種の人への見方を冷たくしてしまっている。それが嫉妬ややっかみから来るものだとも自覚しているが、感情だけはどうしようもない。まさかそんな選択や「中高時代の記憶が一切ない(修学旅行以外皆勤賞だったのに)」「抑圧されてきた」自分とかいうものに酔っているのではと、非常に危険性も感じている。露悪趣味だな、大人になりきれないな…馬鹿だなと。正気で言ってんのかしらこの子、という話。
直接的な言葉を吐くよりも、無言でいる方がよっぽど暴力だと言った事がある。
それなら洞穴に向かって喋る方がマシなんだよね。期待せずにすむから。
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