3月1日の日記

2005年3月1日
「放尿 ハイキング」で来た人がいるよ…何らかのマニアですか

現在一年生の妹から突然電話。途中から専攻が分かれるらしいのだが、国文学を専攻したいが就職口はあるかという相談。

つまらん仕事して生活のために人生が犠牲になるのは嫌だ、人は好きじゃない、ダブルスクールするまで熱心になれないし時間がもったいない、研究がしたいがそこまでの資質はないと見切っているし貧乏や苦労はしたくない、みたいないつもながらの内容。
何を捨てて何を優先するかは考えていかなきゃいけないし全部取れるならそれは幸せだけど誰もそれなりに折り合いはつけて生きてるんだろうが、私は研修帰りでしんどいんじゃ、と投げやりに返した。というのは嘘で、始めの方はもちろんちゃんと考えて言えるだけの事は言ってみた。最終的にはあまりの堂々巡りにそんな風にも言ったけど。のたれ死ぬか金持ちの彼氏に食わせてもらうか貧乏しながら学問するかしかないんじゃない?と冗談めかして言ったり。これは試練か?禅問答ですか?と訊いたりもした。「だって」「でもさ」ばっかりで終わらんのだもの。

功利主義的というかお金に結びつきやすく、社会でそれなりに市民権のある仕事に初めから興味があった人は羨ましいというのには多少同感で、ただ哲学や芸術や文学を生きがいと感じる人は必ずいるからそれは本人にとって不幸と言い切る事はできない。功利主義的なものだけで世の中が動くとしたらどこかに歪みが出てくると思う。何に興味を持つにしてもそれを世の中とどうすり合わせていくか、またはある程度覚悟して自分の生きがいを取るか、とかを考えながら皆やってきたんじゃないかと思う。

自分にとって何故かこだわってしまうテーマってない?と自分の経験から尋ねてみたけど「それがあれば苦労はしない」という事で、とりあえずあまりに前に進まないので一時間して一旦打ち切ったけど、がちがちの合理主義だから少し崩れれば何とかなるんじゃないかなどと思っている。自分の能力を見限りすぎな所も。高学歴という事になるから可能性はあるんじゃ…と思うものの興味が持てないというのが難しいのか。色んな仕事があるからその詳しい内容も調べてみたら糸口はあるんじゃないかな、と言っておいたけど…。

でもちょっと偉そうに、悟ったような口をきいてしまったのは反省。

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繭

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