土日に見た舞台

2004年2月29日 演劇
28日、シアタードラマシティーでアガペーストア『しかたがない穴』観劇。
とある島(?)に調査のために集まった人間が、その個人個人の目的や役割を果たせないまま少しづつおかしな方向に向かっていく…といった感じの内容。施設の案内人だという青年に持ち物を取り上げられ、同じ服と同じ構造の部屋で全員が過ごす事を強いられる。
白い服や施設の案内人や木の実が何の象徴であるのかという解釈ばかり考えてしまった。観た後も「あれは何だ?」というのが離れず。観終わった後もやもやするものは好きです。
人は自分が自分である事を何によって他者に証明するのか、また何によってそれを自分自身に確認しているのかという題材が織り込まれている。そしてそれに固執しすぎる事がどういう結果を生み得るのか、とか。
ホラーというとどうしても狂気云々の方向にいくのだろうかと、ちょっと物足りなく思わないでもない。描き方次第では嫌いではないんだけど。
ただあのパズルめいた謎解きは面白かった。頭悪いんで、途中までは解説によって理解したんだけど、最後の所だけはどう壁が動いて部屋がどういう位置関係に変化したのかが頭の中に描ききれなかった。空間把握能力のない人にはきつい舞台かもしれない。地理には強いと自信あったのに…。
スピーカーに近い場所で観たので若干辛かった。
松永さんはかなり好きな女優さんです。BIGGEST BIZでも思い切った演技を見せてくれるはずと期待。いつあるのかはまだ知らないですが。

29日、baseよしもとで麒麟単独。
何とかチケットを譲ってもらえる事になったはいいが、5時台には行きますと言いながら6時を回ってしまう。物凄く申し訳ない事をしてしまった。慌てふためいて大阪駅からタクシーに乗るも、道が混んでいて(そんな事予想していたのに)ひどく時間がかかる。やきもきしながらも運転手と会話。電車乗れば良かった…1680円もとられるなんて。
「もう本当にすみません遅くなってしまって」
「こちらこそこんな後ろの席で…」
「いやいや観られればいいんで」
感じのいい方で良かった。本当にすみませんでした。初対面なのにこんないい加減なありさまで。信頼なくすぞ。相手の方が指定席券持っていたからいいものの。
base自体が小さいので10列目でも後ろの方に思えるのかもしれないけど、十分よく見える位置でした。ただ前がカップルで寄り添うような姿勢で見るため、そのせいで若干見づらくはあった。

一本目の漫才は結構良かった。といっても本ネタに入る前のアドリブ的部分が相当面白くて。田村さん最近腕が上がっている気がする。KBS京都で放送する可能性があるようで、この部分がカットされない事を祈る。
ネタ以外のVTRやコーナーが多い。カバディにはかなり笑った。川島さんは何故ああいう微妙な柄シャツばかり着るのだろう。
コーナーの一つに心理診断があり、エゴグラムをやっていた。あれやった事あるので田村さんのを一目見て笑ってしまう。いいなあ、FCが満点の24歳(笑)一方川島さんの分はグラフがほとんど地を這っていた。あまりのひどさに田村さんに「サイボーグ」と呼ばれる。その後の他の診断も含めて、対照的なコンビだなと。
ただこのコーナーが若干冗長だったので、少し削ってもう一本漫才を入れて欲しかった。あまりプラスアルファを求めてないからかなあ、私はネタをとにかく見たいタイプなもので。
コントに関しては眼鏡萌えオチきってない感じが。コントで芽が出ずに漫才に転向したとの事だけど、確かに他のコンビと比較した時に突出している感じはしない(と言ってつまらなくはないんだけど)。しかも漫才で締めくくるのかと思ったらあれで公演自体も終了というのが、あっけにとられたというか物足りないというか。
こじんまりせずにもっと思い切って欲しい。今後への期待を込めてこれで満足はしないでおきたいなーなんて思うけどどうなんでしょう。

乗り継いで京都まで帰るのに620円、財布の中身が640円。本当に一瞬顔面蒼白になったよ…日曜だからコンビニのATMも受け付けてくれなくて。予想外の出費を計算に入れずにうっかりしてたな。
烏丸行きの切符が買えた時には心底ほっとしたよ…。
にしても大阪で買い物をしようとすると絶対店員さんが寄ってくるのが嫌だ。フレンドリーじゃないと勤まらないのかもしれないが。二言目にはロックですねーとかこういうの好きそうとか何とかって、もういいっすよ。たまには落ち着いて買い物させて下さい…。

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繭

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