昨日から、一ヶ月振りの介護をしに大阪まで出かける。前回入った時は何か色々重荷に感じすぎて前日の精神状態が最悪だったのだが、今回はそうでもないなと思ったらやはり電車乗った瞬間から徐々に徐々に憂鬱が襲ってくる。それを「大丈夫だよー心配ないよー」とまるで小さい子に言わんばかりに何だかんだとなだめすかし、その方の団地に到着。
予想通り、多くの事を忘れていた。やばい。拘縮予防の体操の手順やら寝返りの仕方とか。腕力がないし手際悪くてすっごく迷惑かけたんではないかと…(汗)
ではあるけど、心境の変化か、割と気楽ではあった。今までのように何をやっていてもいたたまれないのとは違って、互いの間にある(それは私が勝手に作ったものであって私にしか見えないのだが)壁が薄くなったような気がする。どういう心で接していったらいいかが少し見えてきたような…ってまだ2回しか入ってないんだけど。別にがむしゃらに抱え込む必要はないし…って事かもしれない。
あとは腕力と、もう少しの話術とがいるな(苦笑)

介護者の記録ノートがあって、今年の春先まで遡って読むと何だかえらい事になっていて驚く。一人目が辞めたのをきっかけに何人もが相次いでこのグループを去っていった様子が書かれていた。辞める側とそれを困惑しつつ見送る側とで一切のものが交わることがなく、相当辛い状況になっていたようだ。
でも辞める側の言い分って、何か共感するところあるんだよなあ。ひどく頑なになっているんだど、それは私にも覚えのあるもののような。グループのメンバー全体の信頼関係や話し合いの場はあまりなかったんではないかとその文章から推測されるが、それは今グループに所属している私にも納得のいくところ。
だってこの前までかなり悶々としてたけど、それを相談できる場もなけりゃそういう空気でもない、そんな風に思ってたからなあ。メールが来る度にその文面が、人の悩みを解す事のない(解するふりはするが)無表情なものに見えて妙に追い詰められた気持ちになってしまったりとか。今回入って何となく気持ちが変化したが、もしあのまま行くと早々に「ああ、離脱したい」とエンドレスで考えるはめになってた気がする。

自分でもよくわからない状況だったわけだけど。そういうのって私には付き物だよなあ。だからどっちみち話してどうこうしようという気が起きるわけではないし、完全に私の妄想や思い込みの産物である部分が大きいから自分でそれはどうにかするしかないんだけど。でもやっぱり他の人やとにかく色んな事に不安を抱いていたので…。結局グループ内での理解や話し合いなんかは必要ないんだろうなと、そんな空気を受け取っていたので。

今後も多分話し合いの場はないだろうと思う。前回も書いたがAさんの事もあるしどうしてもあの人だけは浮くだろう(介護に来るのが嫌だったのは前回この人の陰口で散々盛り上がっていた介護者と家族の方の事を思い出さずにはいられなかったのもあったわけで…。そういうのは他の介護者の前でやったら不信感生むだけだしやめてくれよ…と思う)。
だから他の介護者などの事は頭からオフにして、対Oさん(介護される方の事)という姿勢でいないと、どうも色んな事を(半ば被害妄想で)考えすぎて辛くなりそうだ。不満があればOさんは言ってくれる人だし、多分。大体不和も齟齬も何もかも、目に見える部分よりも私の頭の中で起こっているだけの部分が大きいんだよな(苦笑)ははは。…気をつけようこの癖。
人にこっそり色々言われる場合の方が圧倒的だし、まあこうして見かけは普通の人となんら変わりないようにやってますが。
なんて、随分ぐだぐだと長くなってしまったが。

朝は食事介助や何やかんやしつつ家を出て、昼前には梅田に到着。寝返りの手伝いは勿論だけど家族の方のいびきに悩まされ、ほとんど眠れず。しかも工場バイトの筋肉痛に介護の筋肉痛が重なり…本当に運動してないな私。運動できるスペースって市にあるかな?体育館とか、あったら友人に付き合ってもらって行きたい。まあとにかく所かまわず倒れこみたくなる。
帰る前に阪急によって敬老の日のを選ぶ。祖父は作務衣にしようかと思ったが見当たらないのと季節も考えて、徳利やぐい呑のセット。だが全く酒に興味がないのでどんな色・形・大きさのものがいいのかわからず売り場を右往左往。甘い物好きの祖母には今年もお菓子にした。栗の美味しいお菓子を見つけるも、試食するとモサモサして食べづらい気もしたので、もう少し食べやすそうなやつにする。
しかし、祖父はうちの父より元気で(父が虚弱だというのもあるが)色々思い出もあるのだが、祖母に関する思い出がほとんどない。それが残念で、何かしてあげられた事もあるんではないかと思ったりもするんだけど、祖母の事を考えるとそれよりも周りの親戚の事が前に強く出てきて…なんて言ってもな。あの「ザ・親戚」といった感じの(どんな感じだ)面々とはやはり相容れないものを感じる…。
去年の敬老の日のプレゼントを贈るにあたっても、色々深読みしてしまったんだけど。というか変な気をつかうんだよなあ…。

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繭

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